せんくら終了

もう2週間近く経つけど、仙台クラシックフェスティバルでの演奏をしてきました。
 
 
 
 
しばらくクラシックで、本番や舞台に立つということをしてこなかったけど、
やっぱり、どうしてもモヤモヤして、どうしても向き合いたくて、
こういった機会を作りたくなった。
 
 
 
 
純粋に、楽しかった。
ただ、楽しかった。
 
本当に、単純に好きで、音楽と向き合っている頃を、思い出した。
 
ギャラリーも、たくさん。
お客さん、たくさん聴いてくれた。
仙台にいた頃、高校までずーっと習っていたピアノの先生と、幼なじみも、聴いてくれた。
 
考えてみれば、仙台でちゃんと本番をこなすのは、はじめてだ。
 
ホームって、いいな、って思った。
居心地がいい。
 
 
 
 
 
プログラムは、ショパンだけロマン派で、あとはラヴェルシャブリエ・サティ、そして、師匠の曲と、近現代。
近現代だから、あまり普通のクラシックファンは、好きではないかなー、飽きて難しくて離れるんじゃないかなー、とそう思っていたけど、
そんなこともなかった。
30分ずーっと聴いてくれた。
ありがたい。
 
 
 
自分の師匠の曲を演奏した。
それは、自分のため。
自分の中で、大学・大学院の6年間を、ちゃんと消化したくて、もう一度向き合いたくて、
だから、プログラムに入れた。
全然上手くないし、ボロボロだけれど、それでも、やりたい!と思ったから。
 
 
 
 
終わったあと、声をかけてくれた、おじさんがいた。
「あの曲は、どんな情景を頭に浮かべて、演奏していたんですか?」
 
よく、ありがちな質問(笑)
 
本当は、何も考えちゃいなかった。
ただ、必死に目の前の譜面を追っていただけなのだ。
 
適当に答えた。
「ここは、ヨーロッパの民族のダンスとか、ここは、大自然な感じ、急に曲の雰囲気がコロコロ変わるように」
と。
 
そしたら、
「あの曲、あの演奏は、すでにあなたのものです。あの作品は、あなたの作品です。もっと聴いていたかったです」
 
そう、言ってもらった。
 
なんて、嬉しい言葉!
ありがたい。
 
 
 
 
昔から、クラシック、現代音楽に携わると、ちょっと変わった人に好かれる。
アクが強い、というか。
個性的、というか。
 
よくいる、高貴なオバサマとかは、あまり寄ってこない。
(寄ってきて欲しいともあまり思ってないけど)
 
ただ、大学時代から、メインストリームを着実に歩く仲間たちを見ては、羨んでいたけれど、
はじめから、そんな自分になれるとも思っていなかったし、なりたいとも思っていなかった。
 
ただ、好きでいたい。
自分らしく、好きでいたい。
そのために、音楽を続けている自分がいる。
 
このまんまでいいんだな、と思った瞬間だった。
 
 
 
 
一回やると、もっとやりたくなるんだよね。
 
ネタは、あるんだよ!
たくさん!
 
民族舞踏特集
バッハ礼賛特集
民謡特集
 
このあたりを、やりたいなぁ。
 
 
手始めに、民族舞踏特集。
 
ブラームスバルトークヒナステラ吉松隆を譜読みしはじめた。
これ書いたら、プログラム、だいたい検討つくわね。
 
日本の、そういうのも、入れたいんだけど、
勉強不足だなぁ。
間宮芳生、下山一二三あたりを、狙っているけど。
なんか、いい作品ないかな。
 
 
ブラジル風バッハ4番も、探しています。
良い楽譜あれば、教えてください。
 
 
 
民族舞踏は、12月に、東京で演奏予定。
 
 
それまでに、自作のピアノ曲集の音源つくって、売ろうかなー。
 
 
まぁまぁ小忙しくしてるね。
 
 
 
たのしいね、音楽。
 
 
 
もっともっと、楽しんで行こう。
 
 
 
 
 
 
 
大して良い録音ではないですが、記録のため。
 
せんくら20161002録音
 
 
こちらは動画。
隣が森林公園で、思ってたより良い場所で、もっとプログラムを考えれば良かったなぁ、と思った。
evergreen的な曲を作れば良かった(笑)
スマホがクソすぎて動画がブチブチ切れてしまったそう。
 
よろしければ、どうぞ。
 
20161002せんくら地下鉄コンサート1
 
20161002せんくら地下鉄コンサート2
 
20161002せんくら地下鉄コンサート3
 
20161002せんくら地下鉄コンサート4
 
20161002せんくら地下鉄コンサート5
 
20161002せんくら地下鉄コンサート6
 
20161002せんくら地下鉄コンサート7
 
20161002せんくら地下鉄コンサート8
 
20161002せんくら地下鉄コンサート9
 
20161002せんくら地下鉄コンサート10