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6年間の謎

こんばんわ。

 

クッソ長い記事ですが、よろしければ最後までお読みくだされば幸いです。

 

 

 

 

7/10なのですが、仲間内での演奏会で、ワタシの師匠の作品を一曲演奏致します。

 

 

 

ワタシは、中学までは音楽はポップスにどっぷりで、Mステや、夜もヒッパレ!や、カウントダウンTVを見ては、最新曲を耳コピして、友達にピアノで披露して遊ぶ、ということをやってました。

 

ピアノは4歳からやってたし、バイエル、ソナチネ、バッハとか、ソナタとか、シューベルトとか、レッスンは受けてはいたけど、適当な生徒でした。

 

レッスン直前にいつも練習をして、全然さらってなくて、よく怒られてました(笑)

 

 

 

転機は、高校の時で、音大受験を目指してたのですが、当時同じく音大受験を目指していた女の子がいて、その子を本気で好きになったんですね。

 

初恋と言ってもいいくらい。

 

その子がクラシックや吹奏楽が大好きで、その子と話がしたくて、めっちゃクラシックを勉強したんです。

 

人が変わったように(笑)


まぁ、フラれたんですが(笑)

 

 

 

そして、「作曲家になりたい」と小学校の頃から言い続けて、「とりあえず音大の作曲科に行こう」と小学校の時から決めてましたので、しんどい受験を乗り越えて、晴れて作曲学科に入学したわけです。


しかし、ぶっちゃけ音大がどういう場所か、何を勉強する場所か全然知らないまま受験をして、受かったわけですね。


当然、和声や、対位法や、管弦楽法なんかを勉強して受験対策するわけですが、何のためにやるのかさっぱりわからなかったですね。(笑)


家庭的には、フツーの一般家庭に生まれ育ったので、ピアノを嗜むお嬢様お坊っちゃまなんて友達いませんしね(笑)


(音大とはだいたい金持ちが行くところです、はい。)

 

 

 

そこで、勉強しなきゃいけないのが、現代音楽。

 

クラシック音楽が、歴史を繋げて現在まで息づいているのが、現代音楽の世界です。


カリキュラムにあるわけですから、避けて通れないし、先生も、現代音楽以外の作品は専門外なので、持っていってもレッスンしません。

 

たいてい「うん、頑張ってね~」で終わります(笑)

 

 

 

学生のなかでも入学以前から現代音楽を知ってて、大好きな生徒は稀なんですが、少なからずおります。

 

面白いことに、YAMAHAJOCというシステムがあるのですが、そこ出身の生徒は全く現代音楽に手を出さないですね。

 

個性もあまり感じられなくて、骨の髄までYAMAHAサウンドなのですが(笑)でも、エレクトーンや吹奏楽では、このあたりの需要がありますね。


電子音楽に走ったり、アート系のパフォーマンスに走るグループもいます。


大学時代から割りきって、レコード会社や音楽事務所に売り込みをして、仕事をしてる連中もいます。


なので、作曲学科の生徒は、コアな現代音楽ファン、JOC出身者、電気系、事務所やレーベルに所属する連中、それとその他中間で右往左往する連中で大きく5つに分かれます。


ワタシは、その他の右往左往した連中の一人です。

 

 

 

ワタシの師匠は、久留智之と言います。

 

 

 

明治大学を出て、そのあと芸大に入り、文化庁の推薦でイタリアに留学した、という経歴の先生です。

 

 

 

自分の人生において、突然現れた現代音楽という世界。


まず入学当初、先生が何をいっているのかわからなかったですね。


何もわからなかった。


全く住む世界が違うんじゃないか?


って、ずっと思ってました。

 

 

 

周りに現代音楽をやめて、ポップスや、吹奏楽に移る生徒もたくさんいたんです。


だけど、自分はそれはしなかった。


何でだかわからないんですけど、何となくしたくなかったんですね。


「負けたくない」というのもあったんですが、やっぱり、とことんわからないモノを知ってしまうと、わからないと気が済まないんですね。


なので、「とにかくこの人の考え方や感覚を理解したい」と思って、とにかく色々CDを聞いて、毎日図書館に居座って勉強して、という大学生活でしたね。

 

 

 

でも、全然わからなかったんです。

 

 


大学院も含めて、6年間門下生として勉強しましたが、先生の1%も理解できなかった。

 

 

 

燃えつきましたね。


もうだめだ、って思った。


同じ人間なのに、こうも違うものかなぁ、と。

 

ただひたすら、遠いなぁ、と思いました。

 

 

 

でも、


先生の人柄は、とっても温かいし、人間性は素晴らしい先生です。

 

曲も、聞くととてもシンプルなんですよね。

 

普段のレッスンは、とっても難解で、難しい理論をたくさん仰るんですけどね。

 

そのギャップがまた、全然理解できなかった。

 

 

 

先生は演奏家に好かれるんですね。

 

なかなかいないですね、演奏家に好かれる作曲家は(笑)

 

そこがまた、素晴らしい。

 

 

 

たくさん向き合ったし、

 

人生相談も乗ってもらいましたね。

 

でも、そのときは全然理解できなかった。

 

最近、ちょっとだけ、理解できてきた。

 

 

 

そう。

 

だからね。

 

先生を理解したいんです。

 

だから、今回、やります。

 

 

 

でも、やってて気づくこと、たくさんあるんですね。

 

先生の思考の深淵が、垣間見えますね。

 

おそらく、行くとこまで行ったからこそ、この世界があるんだな、と思いますね。

 

 

 

いい曲なんで、精一杯演奏します。

 

 

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